3歳まで自宅保育で良かった?メリットとデメリットを紹介します。
私自身、現在3歳の次女を子育て中です。うちは育休を経て2歳から保育園に通っていますが、正直3歳まで自宅保育の方が良かったかな?と悩んでいたことがあります。3歳神話説もあるし、子供の成長を間近で見ることができるのは親としては嬉しいものです。私の友人は専業主婦なので3歳まで自宅保育をしていましたが、子供との時間が多くて充実しているように見えましたず。
でも、子供って自分の思い通りには行動してくれないので、私は正直仕事をしている方が楽だと感じていました。ずーっと子供と一緒に遊ぶの疲れてしまいそうです。私だったら自宅保育でほったらかしでテレビ付けにしてしまうかも・・・・。
今回は、3歳まで自宅保育が良かった?メリットとデメリットをチェックします。
実際に、3歳まで自宅保育をしている割合や助成金についても見てみましょう。
3歳まで自宅保育で良かった?メリットとデメリットを紹介
3歳まで自宅保育をするメリットとデメリットを紹介します。
自宅保育のメリット
まずは、自宅保育のメリットは以下のとおりです。
病気をもらわないから風邪をひきづらい
保育園ってほんとうによく風邪をもらうんです。保育園に通い始めたころは、一か月はまともに保育園に通うことができません。手足口病に溶連菌、インフルエンザ、コロナなど感染症もすぐに蔓延します。感染症対策をいくらしても、子供はなんでも口にいれてしまうので防ぐのは無理です。
おそらく2歳くらいまでは鼻水を垂らしてばかりの日々になる可能性が高いです。
そして、一緒に過ごす親も感染する確率が高い・・・。働いていると職場にも迷惑をかけることも多いです。周りに気を遣ってしまう人にとっては肩身の狭い思いをします。
自宅保育であれば、周りに子どもがいない分感染症にかかる確率が下がります。免疫力が弱い乳幼児期には、あまり病気にならない方がいいですよね!
生活リズムを子供個人に合わせることができる
生活リズムって子供個人で違います。お昼寝が長時間いる子もいれば3歳くらいになるとお昼寝しない子もいます。
うちの次女は保育園に行くのを嫌がっているのですが、理由がお昼寝をしたくないからです。でも、集団行動が必要となる保育園ではほとんどお昼寝は強制的にさせられます。
生活リズムを子供に合わせることで、子供のストレスなく育っていけるのではないでしょうか?
子供のやりたいことやりたくないことに付き合える
自宅保育だと、時間に追われることがないので子供のやりたいことにとことん付き合うことができます。子供は生まれてきて好奇心の塊です。お出かけの途中に蝶々を見つけて追いかけたり、何回も滑り台を往復したり・・・。夢中でやることで学習できることがあるんです。幼稚園、小学生になったら嫌でも集団行動をして学ぶことができます。
逆に子供個人が自由に学ぶ時間なんて今しかないんです。貴重な子供の学びの時間が自宅保育のメリットです。
自宅保育のデメリット
今度は自宅保育のデメリットをお伝えします。デメリットは主に親が困ることが多いです。
遊びのレパートリーが少ない
保育園だと、保育のプロの先生が遊んでくれるのでいろいろな刺激を受けることができます。おもちゃの種類も多いので子どもは飽きません。
ママやパパは過ごし方に悩むかもしれません。
しかし、最近はネットで検索すればよいアイデアがたくさん転がっています。支援センターや公園などいろんな場所に行くのもいいですよね。
自分の時間が作れない
自宅保育だと、子供に合わせる時間が長い分自分の時間が少なくなってしまいます。子供を保育園に預けて働いていると、ランチ時間を楽しんだり有休を取得して家事を済ませたり自分の時間をとりやすくなります。
自宅保育をしている場合は、ママはストレスが溜まらないようにパパと協力したり託児サービスをうまく利用して自分の時間をつくりましょう。
集団行動に慣れるのに時間がかかる
自宅保育だと、親と過ごす時間が多いので保育園児よりも集団行動に慣れるのに時間がかかりがちです。保育園児は、心が成長する前に預けられるのでやっぱりなれるのが早いです。ただ、これは親が積極的に支援センターなどに外出したりイベントに参加することで慣れる子もいるので大丈夫です。
3歳まで自宅保育はかわいそう?
3歳まで自宅保育はかわいそうかは親次第です。子供はママやパパが大好きです。ママが自宅保育で子供の成長をそばで見たいと思っている場合は、自宅保育をおすすめします。
よく「子どもは親孝行を3歳までに一生分の親孝行をします」といいますよね。
3歳までの子供はほんとうにカワイイ時期なんです。私には小学2年生の子供もいますが、二人目を育てていてしみじみにそう思います。大きくならないでほしい、と。そのくらい愛おしく思えるときです。
なので、ママがもしも本当は子育てしたいという気持ちがあるなら、そっちを優先した方がいいです!
たしかに保育園育ちだと、人のコミュニケーション能力などに長けていたり物おじしない子が多いです。しかし、小学生になって学年が上がるにつれて差は無くなってくるんです。
逆に、自宅保育が不安だったり外で働くことがママの楽しみになっているなら預けましょう。その方が、子どもとの関係がうまくいきます。
私自身、自宅保育で育ちましたが母があまり育児に積極的ではなかったのであまりいい印象がありませんでした。
結局は、ママが笑顔でいることが子供の明るい未来を招きます!
3歳まで自宅保育をしている割合と理由
内閣官房長官こども家庭庁設立準備室(2023年)の調査資料から推定される3歳までの自宅保育の割合を調査しました。
自宅保育の割合
未就園児は3歳になると1割も満たないといった結果が出ています。
さらにこの未就園児の数から「認可外保育施設」、「企業主導型保育事業」の子供を抜いた数になるため、自宅保育の3歳児はもっと少ない割合になります。
ただ3歳まで自宅保育をする多くの人が、満3歳以降に幼稚園や保育園に入る人が多いため、実質は3歳になるまで自宅保育をしている人は表でいうと「2歳」が該当します。
そのため、2歳児のところをチェックすると、約半数(49%ですが実際はもっと少ない)が自宅保育といえます、
年齢 | 未就園児 | 保育園児 | 幼稚園児 | こども園 |
0歳 | 84% | 14% | – | 3% |
1歳 | 55% | 37% | – | 8% |
2歳 | 49% | 42% | – | 9% |
3歳 | 5% | 43% | 35% | 16% |
自宅保育が少ない理由
3歳から自宅保育が少ない理由は保育料「無償化」が大きいです。預かってもらうことで自分の時間がとれたり、パートなど家計の足しに働きにいくことが可能になりました。
3歳以降は保育所、認定こども園、幼稚園の利用が無償化されます。
※幼稚園は、入園時期に合わせて満3歳から無償化(月額上限2.57万円)
※保育園は、満3歳になった4月に無償化
さらに、自治体によっては第2子以降は無償化になっているところもあります。
3歳まで自宅保育するにあたっての助成金
自宅保育をしている場合に受けられる助成金はいくつかあります。状況やお住いの時期によって受給資格や金額が異なるので、各自治体のホームページをチェックしてみましょう。
主な制度は以下のとおりです。
国の制度
- 児童手当・・・0歳から18歳に達する日以後の最初の3月31日までにある子を養育している方に払われる手当
自治体が独自に設けている制度
- 保育料等軽減補助金: 認可保育園等に通っていない子どもに対して、保育料に相当する金額を補助する制度。自治体によって名称や支給要件、金額が大きく異なります。
- 子育て支援金(独自のもの): 自治体独自の取り組みとして、子育て世帯への支援金が支給される場合があり。支給要件は自治体によって様々で、年齢制限や所得制限がある場合も
- 地域子育て支援センター事業: 保育所等に通っていない子どもとその保護者の交流の場を提供する事業。一時預かりや子育て相談などのサービスが利用できる場合があり、間接的な支援。
まとめ
今回は、3歳まで自宅保育で良かった?メリットとデメリットを紹介しました。自宅保育は、ママが希望するなら子供にとってもよい環境なのでおすすめです。3歳までの子供の成長を間近で見ることができるのは、お金に変えられない経験です。だからといって、少しでも不安を感じるなら保育園や幼稚園に預けましょう。今は、以前より無償化の制度や助成金も充実しています。
ママが幸せに子育てできる環境が一番子供の成長にとってもいい効果を生みます。子供の成長に3歳までに自宅保育か保育園は関係ないのではないでしょうか?小学生の子供と同級生を見ていると私は日々感じています。