私は江口式絶対音感の本「新・絶対音感プログラム」を、長女が2歳のときに購入しました。
今回は、改めて江口式絶対音感の本を読んだ感想と当時2歳の長女に実践した効果についてお伝えしたいと思います。
私は、ピアノ習っていたけど絶対音感をもっていません。
好きな曲を楽譜なしで耳コピして伴奏つけて、思い通りにピアノで弾けたら楽しいだろうなぁ・・。
娘にはそんな絶対音感を身に付けさせたいな!と思って、本を購入しました。
こんな人におすすめ
- 子供にピアノを習わせている人
- 子供に絶対音感を身に付けさせたい人
- 子供に独学で絶対音感を身に付けさせたいと思っている人
江口式絶対音感とは?
著者の江口寿子さんが考案した絶対音感プログラムで、最初に和音を色の旗で覚えていく方法です。
一日に4-5回ピアノの和音を子供に聴かせて、色の旗を揚げてもらいます。
和音をすべて覚えた後に、単音を覚えていくことで絶対音感が身に付きます。
江口式新・絶対音感プログラムの本の感想
江口式新・絶対音感プログラムの本は全部で338ページとかなり厚くなっていますが、この1冊に江口式の絶対音感のすべてが詰まっているという印象です。
子供が間違ったときの原因や対処法などが細かく書かれているので、自宅で訓練しても迷わないようになっています。
江口式新・絶対音感プログラムの本の良いところ!
- 新・絶対音感プログラムの本を読んで忠実に実践すれば、子供に絶対音感を身に付けさせることが確信できるくらいしっかりした内容なので、自宅でお母さんが教えることができる
- 本は厚いけどお母さん向けに書かれているので、難しい言葉はなくてスラスラと読めてしまう
- 練習の基本のページを読んで色の旗を準備すれば、さっそく練習することができる
教えるときに親が注意することが多いので、練習を始める前に全ページを簡単に読むことをおすすめします!
特に、江口式絶対音感の原則(2つ)はとても重要です。
- 和音で練習する
- 音を比べない
そのため、理由と合わせて読むと教える側も納得して教えることができます!
著者の江口寿子さん自身は絶対音感を持っていないようですが、国立音大卒で音楽のプロであり、娘の江口彩子さんを東大に進学させているところから、子供を教育するのが上手だと思いました。
そのため、本に説得力があるのもうなずけます!
江口式新・絶対音感プログラムの本のいまいちなところ!
- 同じような内容を繰り返し記載しているところ(具体的には、音の高さを比べないということ)があるので、もっと完結に書いてページ数を少なくしてほしい
- 和音を細かく練習するので、絶対音感が身につくまでに時間がかかる(2年くらい)
いまいちなところは、裏を返すと長所でもあります。
「音の高さを比べない」は繰り返すくらい重要なところなので、練習するときに最も気をつけないといけないことですし、和音を細かく練習することで時間はかかっても、絶対音感が確実に身に付くと思います!
江口式絶対音感プログラムを行う前の注意点!
江口式絶対音感プログラムで絶対音感が身に付ける条件の一つに、年齢が小さいことが挙げられています。
本では練習を始める年齢は6歳半以下となっているので、江口式絶対音感に興味を持っている人は注意してくださいね。
江口式絶対音感を当時2歳の娘に半年実践した結果!
私は当時2歳の娘に江口式絶対音感プログラムを自宅で実践した結果、「白盤の和音」9種類の聞き分けるようになりました!
娘と練習していて、江口式絶対音感プログラムの本通りに進めていけば、必ず絶対音感が身に付くと実感しました。
でも、その後江口式絶対音感の練習を止めてしまいました。
理由は、イヤイヤ期の到来です。
ただでさえ小さい子供は集中力が持たないので、1回の訓練1、2分にさえ苦労していたのですが、それに加えてイヤイヤも重なって練習をしたがらなくなったんです。
無理にさせるとよくないと思って様子を見ているうちに、私自身が仕事と家事に追われてそのまま1年経ってしまいました。
江口式絶対音感のプログラムは、ほんとによく出来ていて絶対音感が身に付くと実感できても、小さい子供に訓練を継続させることがとっても難しいんです!!
年齢は小さければ小さいほうが音を比べることもなく耳をクリアな状態なので、早く絶対音感が身に付くのですが、理解力と集中力が無くイヤイヤ期も到来するので練習ができないのです。
1年後、絶対音感の臨界期を思い出した私は、手遅れになる前に再度江口式を自宅で訓練をしようとしたのですが、身に付けたはずの白盤の和音の聞き分けはできなくなっていました。
働きながら、自宅だけで江口式絶対音感の訓練をするのが難しいと判断した私は、江口式絶対音感の訓練をしてくれるピアノ教室を探したのですが通える範囲にはありませんでした。
その後、鬼頭流絶対音感で訓練してくれるピアノ教室を近所で見つけ、ピアノの先生と自宅での練習によって娘は半年で絶対音感を身に付けることができましたよ!
でも江口式の絶対音感の本を読んでいたおかげで、鬼頭流絶対音感の本に足りない知識を自分で埋めることができたので、とっても役に立ちました。
まとめ
今回は、江口式絶対音感の本の感想と当時2歳の長女に実践した結果をお伝えしました。
江口式絶対音感の本に忠実に取り組めば、必ず絶対音感は身に付きますが小さい子供に練習を継続させるのに親の根気と工夫が必要です。
娘の場合は、イヤイヤ期と重なって断念したのですが、イヤイヤ期を過ぎたくらいから練習するのがいいのではないかなと個人的には思います。
ぜひ、子供に絶対音感を身に付けたいと思っていたら読んでみてくださいね!
絶対音感を身に付ける方法で鬼頭流についても紹介しています!