魔女の宅急便ジジの声が聞こえなくなったのはなぜ?原作はどうなのか調査します。
魔女の宅急便で飛ぶことができなくなったキキは、ジジの声が聞き取れなくなりました。その後、飛ぶことができるようになってもジジは喋れなかったのが気になりませんか?キキはジジの言葉が分からないままなのでしょうか?原作でも、ジジは喋らないままなのでしょうか?
今回は、魔女の宅急便ジジの声が聞こえなくなったのはなぜ?原作はどうなのか調査します。
魔女の宅急便ジジの声が聞こえなくなったのはなぜ?
ジジの声が聞こえなくなったのは、キキが成長したためです。
魔女の宅急便の公開時のトークショーにて、宮崎監督は以下のように述べていました。
- ジジの声が聞こえなくなった理由は、ジジが変わったからでなく、キキが変わったから
- そもそもジジの声はキキ自身の声であって、キキの成長に合わせてジジの声が必要なくなってしまった
そもそもジジの声がキキ自身の声ということが驚きですよね。キキは、ジジと会話(自分自身で対話)することで、不安から気を紛らわせていたのかもしれません。
家族と離れて、新しい人たちとの出会い、トンボへの恋心と命を助けるなどの人生経験をして成長したキキは、ジジの声を頼りにしなくても独り立ちできたことを表しているのです。
魔女の宅急便ジジがしゃべらないは原作ではどうなの?
魔女の宅急便の原作は「童話作家の角野栄子さんが書いた福音館出版の魔女の宅急便」です。
『魔女の宅急便』の原作では、キキが13歳で魔女修行に出るところから、トンボと結婚して子供をもち35歳になるまでの半生が描かれています。
原作では、ジジは変わらず人の言葉をしゃべります。
ジジはキキが結婚するまで親友として一緒にいます。そして、ジジも結婚して18匹の子供の父親となるんです。
映画では、宮崎監督がジジの心の成長を分かりやすく表現するために、「ジジとの関係」に変化をつけたのでしょうね。
まとめ
今回は、魔女の宅急便ジジの声が聞こえなくなったのはなぜ?原作はどうなのか調査しました。ジジの声が聞こえなくなったのは、キキ自身が成長したからだと宮崎監督は語っており、そもそもジジの声はキキ自身の声だったことが判明しました。ジブリ映画では、キキの心の成長を、ジジがしゃべるか否かで表現しました。しかし、原作ではジジは、キキの親友として支えずっとしゃべることができるんです。ジジが話せないのが気がかりだった方も多いと思います。この機会に原作を読んで変わらないキキとジジの関係を楽しむのもいいですね!